子供の笑顔が最高のひととき

 

子育てに毎日追われ忙しくしているお母さん、お父さん。つい子供にがみがみ言ってしまうことも多いかも知れません。

でも「親子の笑顔タイム」を忘れないようにしたいものです。

なぜなら、子供の笑顔は最高だからです。

 

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笑顔のチャンスはどこにでも

子供を笑顔にするチャンスは、どこにでも転がっています。

着替えの時、食事、お散歩、お風呂タイム・・・、朝目覚めてから、夜床につくまで、子供が目の前にいる限り、一日のどの一分間を切り取っても、そこを子供の笑顔がいっぱいの時間にすることができるのです。

キーパーソンは親です。

たとえば、子供と手をつないでのお散歩中に子供の笑顔を見たくなったら、突然でもいいので、その手を大きく振ってみてください。子供の頭上にくるくらい振るのです。子供は驚きの声をあげながら必ず笑います。

「ママ~」と子供に呼ばれた時にふと子供の笑顔を見たくなったら、ちょっとふざけた言い方で「なんですか~」と言いながら子供に近づき、その顔を、子供の顔のすぐそばまで近づけてみてください。

子供は必ず笑顔になります。

「パパはどこ?」と聞かれた時に、笑顔にしてやりたくなったら、「パパはどこかな~?、ここかな~?」と言いながらゴミ箱の中や、タンスの引き出しの中をのぞいたりしてみてください。

もう大笑いで「そんなところにいないよ~」と言ってくれます。

子供は、親次第で本当にいつでも笑顔になってくれます。ほんの少~し楽しい関わり方をすればいいのです。相手が気の合う友人だったならばいつでもしているようなことでいいのです。

そんなことはすぐには思いつかないという方は、何もしなくていいのです。何もしなくっていいですが、せめてすぐに怒るのだけはしないでくださいね。

たとえばさっきの場面でも、散歩中はお小言ばかり、「ママ」と呼ばれただけで「もう!何?」、「パパはどこ?」と聞かれただけで「トイレっ!」・・・。

子供が何をしても、笑顔どころか、泣きたくなるようなことをすぐに言ってしまうお母さんは、とりあえずそんなことを言わないようにするだけでも、子供には笑顔が増えるものです。

 

 原坂一郎著 「笑顔だけで子供が変わる」より