しまねの保育『食育』

島根保育園の食へのこだわり

丈夫で健康な体作りのため、食に関する様々な取り組みを行っています。

これらの体験を通して食に興味を持ち、意欲的に食べ、栄養バランスの良い食事ができることが目標です。

  • HACCPに準拠した安全な衛生管理
    ※HACCPとは食品の安全を確保するための国際的な管理手法
  • 離乳食・アレルギー食に対応
  • 季節に応じた旬の食材を厳選
  • 添加物の少ない安全な素材を使用
  • 和食を中心に
  • おやつも手作りで
  • 年2回の会食バイキング
  • 郷土料理を取り入れる
  • バラエティに富んだ行事食
  • 煮干しを食べることで牛乳では摂れない栄養と良質なカルシウムの摂取
  • 発芽玄米で現代人に必要なGABA(ギャバ)等を摂取
  • 年に5回から10回くらい料理保育を実施し食に触れる体験をする
  • 箸の正しい持ち方に努める
  • 野菜の栽培を通して料理保育でおいしくいただく経験をする
  • 一粒も残さずきれいに食べる
  • 命の恵みに感謝の気持ちを持つ
  • ベジファーストの取り組み
    一口目は野菜からとることが生活習慣病の予防になるといわれている

煮干し・発芽玄米について

島根保育園では、週に2回、おやつに牛乳ではなく、煮干しを食べています。
骨を丈夫にするカルシウムの他にも、カルシウムを吸収する手助けをする栄養素が豊富に含まれています。

また、給食では、発芽玄米を白米に混ぜている時があります。(幼児クラス)
発芽玄米は、玄米をわずかに発芽させたもので、発芽させるために必要な栄養素を玄米の中に蓄えているため、玄米よりも栄養価が高く、ビタミン、ミネラル、食物繊維も多く含まれています。白米よりも弾力があり、噛み応えがあります。

発芽玄米に多く含まれるGABA(ギャバ)は、緊張やストレスなどをやわらげて、脳の興奮を鎮めるリラックス効果があると言われています。また、睡眠の質を高めたり、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。

現代の食事は柔らかいものが多く、噛むことが少なくなっていますが、煮干しや発芽玄米は栄養豊富なだけではなく、歯応えがあるためよく噛む必要があります。

良く噛むことは、あごや脳を発達させ、あごの発育に欠かせない咀嚼力の向上を促し、また満腹感を感じさせてくれたり、気持ちを落ち着かせる効果もあると言われています。

食べ物に感謝

私たちは生き物から命を頂いて生きています。食べ物を食べるということは他の生き物から命を頂くことです。だから食べ物を粗末にしてはいけません。有りがたく感謝して頂くことが大切です。

また、私たちが食べるまでにはたくさんの人が携わっています。お米を作る農家の人やそれを運ぶ人や販売する人、そしてそれを調理する人とたくさんの人のおかげで、食べることができます。それらの人たちにも感謝の気持ちを忘れてはいけません。

世界には食べたくても食べるものがなく苦しんでいる人がたくさんいます。あるものに感謝して美味しくいただける気持ちを育みたいと思います。

「多くの人々の働きと命の恵みに感謝して いただきます」