しまねの保育『自然に親しむ心』
自然を大切にする心を育む
地球上の生物は互いに共存して生きています。私たち人間もまた同じです。私たちはこの地球で生きていく上で、環境を守ることや自然を大切にする心を、持たなければなりません。
子どもたちに思いやる心、命、もの、そして自然を大切にする心を育むこと、そしてそのための体験の場を作る事が必要です。
野生の生き物に出会える自然の草地や池、それらが自然に生存する環境がビオトープです。子どもたちにそれらを観察できる環境、園庭の限られた面積であっても、自然に触れられる環境を大切にしています。
屋上の菜園では、農薬や化学肥料を使わないおいしい野菜作りも体験します。自分で育てた野菜はひときわ美味しいものです。
苦手なものでも自分で作った野菜なら食べられるかもしれません。
物を大切に使う心を育む
また、栽培活動を通して食べ物を大切にする心を育むと同時に、このことが虫や鳥などの野生の生き物が自然と寄りつき、暮らしやすくなる環境であることも学べる体験です。
ものを大切にする心もまた身につけたいことです。ものはこわれたらすぐに新しいものを買うのではなく直して使う、必要のないものは買わないなど、ものを大事に長く使う態度は、子どもたちに物を大切に使う心を育みます。ものを大切にする心は生き物を大切にする心、人を大切にする心に繋がります。
ものを大切にすることは、資源の無駄遣いとごみの発生を減らし、自然の生態系への負担を減らすことができる身近な工夫の一つです。
電気やガス、水などのエネルギーを無駄遣いの無い様に使うことも、幼児期に伝えたい大切なことです。